インプラント

西村歯科医院にて、特に力を入れている治療の1つがインプラント治療です。
治療の前には、診断・治療プランニングに必要不可欠な3次元のレントゲン撮影装置(CT)による撮影を行います。
歯並びだけでなく、あごの形や神経、血管にいたるまでを立体的かつ正確に把握してから治療を進めていきますので、安心して治療を受けていただけます。
ご不安やお悩み、ご希望なども詳しくお聞きしますので、お気軽にご相談ください。

→CTのご紹介と、通常のX線画像での撮影との比較はこちら。

インプラント治療について

自分の歯が虫歯や歯周病で抜けた場所に、歯を入れるには3通りの方法があります。

  1. 入れ歯(取り外し)
  2. ブリッジ(固定)
  3. インプラント(固定)

このうちの1.と2.は、残った自分の歯に負担をかけるため、さらに歯を失ってしまうリスクが生じてしまいます。
3.は新たに歯を植え込むために、隣の歯に負担をかけず、もとあった状態に戻すための治療ということになり、将来の方向性が全く逆になります。

インプラントが治療に導入されて30年以上が経過し、多くの患者さんの快適な食生活の支えになっていますが、外科手術を伴うため、事前の詳しい検査に基づく安心、安全な治療が必要不可欠です。
当院では、院内のCTによるコンピュータ3D診断と、必要に応じた3D造形モデルの製作を行っています。また使用器具も神経のダメージを起こしにくい超音波器具を備えていますので、安心して治療を受けていただくことができます。
また、治療に際しての不安をお持ちの方には、点滴で鎮静をおこない、ウトウトと眠った状態で手術を受けていただくこともできます。

どのような手術も、難易度や術者の経験、麻酔や鎮静法の有無により、治療環境と結果には差が生じるものです。
今後のご自分のお口の将来性を含めた、インプラント治療をお望みの方は、十分ご納得頂けるまでご説明とご相談を行っています。

インプラント治療の流れ

インプラント治療は、歯と、歯を支える歯根を人工的に補う治療法です。
入れ歯より治療期間が長く、治療費も高額になりがちですが、残っているほかの歯を削る必要がないことや、自分の歯に近いかみ心地を再現できること、何よりも見た目を気にせずに食事や会話が楽しめるので、多くの方に積極的に採用されている治療です。

簡単に、模型を使って治療の流れをご説明します。

歯根が失われてしまった場所(この模型では奥歯)に、インプラントを植えます。
CTなどで立体的にあごの状態を把握してから施術を開始しますので安全に治療を進めることが出来ます。
この状態で、しっかりと骨と結合し、安定するまで期間をおきます。
骨にインプラントが結合したことが確認できてから、インプラントの上部に人工の歯を被せます。
審美歯科治療でも用いられるセラミックタイプの被せ物をご用意していますので、白くて自然な透明感をもった歯をセットすることができます。
歯ぐきを被せた模型です。
安定したインプラントの上に人工の歯をセットし、治療は完了です。
食事も会話も、ご自分の歯があったときと同じように楽しむことができます。
かみ合わせも慎重に調整しますので、違和感無く仕上がります。

インプラント治療例

【ケース1】

術前の状態。
奥歯には義歯が装着されていた。
装着していた義歯を外した状態。
インプラントを植え、上部構造(人工歯の被せ物)が装着された状態。
治療後の左右のレントゲン写真。
しっかりと骨に固定されています。